チュベローズで待ってる、と、おすすめの本の話
チュベローズで待ってる の感想を。
ネタバレはなし。前置きもなし。はじめ!
チュベローズで待ってるは複雑なジェットコースター。
頂点まで上ってがーっと下降、加速してぐねぐね揺さぶられるんだけど
あるところから後ろ向きのジェットコースターに代わる。
先頭が、変わる。けど中心は変わらない。
そのまま一回転しちゃって。終わりに向かう。ゆっくり減速して。
あぁとんでもなかった、、と。そして少し悲しくなる。
降りてからまた乗ろうかなとか考えてしまう。
そんなジェットコースター。
これに加藤シゲアキの語彙と表現が重なっているという感じ。
楽しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私は頭が良くないけど、チュベローズで待ってるって
文の一つ一つが長くなくて、とても読みやすいな~!(バカ丸出し)
きっと、ある気持ちを表現したいときにその言葉を直接使わないのは
作家の技法なのだろうけど、それでも、
私はその加藤シゲアキの言葉が美しいと感じた。。
私の知らない言葉や表現を見つけるたびに新しい世界が見えたようで
嬉しくないですか?
そして、この物語の時間なのですが、10年飛ぶんですよね。
加藤シゲアキの描く2025年を楽しみにしていたのですが、
あのデジタルネイチャーの落合陽一みがすごい!
そうかNEWSな2人?で共演されていたのか。
10年経っても年賀状はあるのが好きだなあと思いました!(小学生並の感想)
2冊読了。お腹いっぱい。SPAに落合陽一さんと知り合った事で技術的な面も勉強できたみたいなこと言っててそういうことか、となった。その新しい技術だったり、USBは無線でポートがないPCだったり、、けどスマホはスマホのままだし年賀状の文化は廃れない加藤シゲアキの描く2025年…
— 雪 (@yukitknews) 2017年12月19日
10年くらいじゃあそんなに変わらないか。
いやあ普通のPCにポートがないレベルに無線のUSBは普及するのかなあ
将来が楽しみ!!!
脳が足りないので色々レビューとか読んでみたんだけど
昨年12月のSPAで中村文則さんが純文学っぽいって言っていたのが
めちゃめちゃしっくりきて。
「今回の作品はエンターテインメントですが、純文学っぽい文章も散見されるのがよかった。ある女性の爪が<限りなく黒に近い赤で塗られて>いて、それが<彼女が彼女であるために必要な色なのだと僕は思った。>という文章なんて、まさに純文学。こういう文章をもっと読んでみたいですね」
わ、わかる~~~!(バカ丸出し②)
私チュベローズ最高だと思うけど伏線に関してはお腹いっぱいもういいよ!って途中で思ってしまった人で。ジェットコースターで酔った感じ。一番推したいポイントは伏線回収じゃなくて加藤くんの語彙とか人物や場の表現なんですよね。文が美しくて、純文学っぽいって言われるのもわかる。
— 雪 (@yukitknews) 2018年2月5日
ノンストップサスペンスが好きな人は手に取ってほしい。
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 文学 > その他
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,188円
ここで、勝手にこれは!?と思ったので本を紹介。
加藤シゲアキのノンストップサスペンスが好きな人は、是非フランスの作家ピエールルメートルのヴェルーヴェン三部作を読んでください。翻訳のことは詳しくはわからないのですが、本当に映画を読んでいるかのような疾走感。そうか、デジャヴ感はこれだったのか、となりました。
— 雪 (@yukitknews) 2018年2月6日
きっとミステリやサスペンス好きの人なら読んだことあるであろう!!
知らない人は絶対読んでほしい!!
フランスのミステリ作家ピエールルメートルによる、ヴェルーヴェン警部三部作。
海外でも日本でも賞を総ナメにしたとか。
日本では2015~2016年に刊行されたのか。。
(私は2016年末から17年1月にかけて読んでいました)
先が読めない。どんどん読み進めてしまう。
チュベローズで待ってるを読んだときに感じた、
ヤバいジェットコースターに乗ってしまった感覚は
私なりにこの三部作と重なりました。。。
ドラマみたいにどんどん進む感じ、だけど軽くない。そういうところとかも。
それもそのはず、、、、
おしゃべりが多いのはフランス作家特有のものというのを知った。ドラマ的。というか作者のピエールルメートルはサスペンスドラマの脚本も手がけると。なるほどね。
— 雪 (@yukitknews) 2018年2月6日
このピエールルメートル作品、絶対に予想のできない展開と、
犯人と対峙する場面の臨場感と疾走感が半端じゃないし、
伏線回収にはチュベローズで待ってるよりさらっと、度肝を抜かれると思う。
いや、そんなのありかよ~~みたいな。(そういう感じも似ている)
読んだ後、少し胸が苦しくなる。それもまたミステリ小説の醍醐味というか。
本当に私の中で一番のミステリ小説。どうぞ。
(描写がグロテスクな場面が結構あります。)
三部作といいつつそこまで気にせず読めるのは二部作目のその女アレックスです。
— 雪 (@yukitknews) 2018年2月6日
私はたぶん読書家ではありませんが、たまーに図書館に寄って、
図書館のおばちゃんとお喋りして、
おすすめの本があったら借りて帰る、みたいな感じ。
小説を読むことってとっても感情が揺さぶられて私は大好きです。
体験したことにはならないけど、その世界にかなり入り込んでしまいます。
小学生の頃から、泣きそうになったり険しい表情だったりしながら本を読んでいる私をみて、
「大丈夫、、?」と心配そうに声をかけられることもよくあって。。()
のうのうと不自由なく生きている私にとって
こういう人間の深い部分とか、悲しみとか、経験したことのない苦しみとか
あぁ世界のどこかで存在するんだな。と勉強させてもらっている感覚になります。
いろんな感情を理解することができるようになる気がして。
それが実際に人と話すときに、この人はどういう気持ちなんだろうか、と
想像できる人になれるのはとても良いことだと思います。
今年は、自己啓発本も読んでみようかな、とか考えています。
大人になるし(社会的に)。
2017年はドラマやって、ツアーやって、24TVドラマ出て、舞台やって、
それに並行してNEWSICALの制作、その上にこの長編小説チュベローズで待ってる。
加藤くん本当にお疲れ様です。
そして今年はNEWS15周年ということで!
楽しみにしています!!!!